うちの子が加害者?被害者?──保育園のトラブルに、我を忘れないで
- 未来ぷらす舎ライター
- 12 分前
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こんにちは!未来ぷらす舎のブログ担当の菊池です。私は1歳の女の子のママで、この4月から娘が保育園に通い始めました。
保育園に通うわが子が「お友だちを叩いてしまった」「おもちゃを取られて泣いた」── そんな連絡を受けた日、保護者としての心は大きく揺さぶられることでしょう。
「どうしてそんなことを…」 「なんでうちの子が…」 「先生はちゃんと見ていてくれたの?」
思わず感情が先に立ち、保育園に対して不安や怒りが込み上げてくることもあるかもしれません。そんなときの考え方を実体験を交えつつお話しします。
長い保育園生活をトラブルゼロで終えられるのが理想ですが、現実にはそうもいかないこともあるかもしれません。保育園のトラブルが起きたときの受け止め方を事前にインプットしておけばいざという時安心です。
①保育園のトラブル、子どもは「育ちの途中」と意識する
園で起きるトラブルの多くは、子ども同士の関わりの中で自然に起こるものです。 力加減が分からない。言葉で伝えるより先に手が出てしまう。 「貸して」が言えずに、つい取ってしまう──
それは“悪意”ではなく、まだまだ発達の途中にあるからこそ起きる行動です。
今日の“加害者”は、明日には“被害者”になることも。 その逆もしかりで、子どもたちは日々、関わり合いの中で人との距離感や思いやりを学んでいきます。
私の娘は3月生まれで、学年の末っ子ですが体が大きくて、街で2歳?3歳?なんて声をかけられることもあります。体は大きいけれど、発達は月齢相当なので、感情の表現が上手くできず、体のコントロールもまだ苦手です。
入園したてのときは「わざとではないけれど」お友達と何かあったら・・・!ととてもドキドキしていました。保育園の先生にも事前に相談しましたが、先生や友達との関わりあいの中でほど良い距離感がつかめてくるので、お互い様!心配しすぎないで!と言っていただきました。
大きなトラブルはもちろん回避したいところですが、小さなトラブルはお互い様!乗り越えてみんな成長していく!という意識をもっておくと保護者の気持ちも楽になる気がします。
②保育園は「成長の場」だと捉える
保育園は、子どもが初めて「家族以外の人と長時間過ごす場所」。 家庭では見せない顔、行動、葛藤があるのは自然なことです。
大人の目線から見れば「けんか」や「トラブル」に見えることも、 子どもたちにとっては社会性を育てる貴重なプロセスです。
もちろん、保育士たちは一人ひとりの気持ちに寄り添い、安心できる関わりを心がけています。 ただ、どんなに目を配っていても、すべての瞬間を完璧にコントロールすることはできません。
だからこそ、私たち大人が「どう受け止めるか」がとても大切なのです。
帰宅後にけんかの理由や、どう思ったのか、どうするべきだったのかをご家庭で話し合ってみるのも子どもの心の成長につながる重要なプロセスです。
けんかやトラブルがあると、目先の出来事に心を掻き乱されがちですが、これも一つの成長の機会だと前向きに捉えていきましょう。
③保育園のトラブル、我を忘れないためにできること
被害者になったとき「うちの子にも、何か理由があったのかもしれない」と一呼吸置くこと
加害側の相手の子にも、同じように育ちの途中であることを思い出すこと
感情のままに話すのではなく、まず事実と気持ちを整理して伝えること
保育士と“敵”ではなく“味方”として話すこと
保護者・保育士・子どもたち。 この三者の信頼関係が、子どもたちの安心と成長につながっていきます。我が家のように自分の子どもが加害側になってしまいそうで心配!という方は保育園の先生と相談しておくと対策が立てられやすいかもしれません。
おわりに
保育園のトラブルが起きたとき、親として気が動転するのは当然のことです。 でもそんなときこそ、深呼吸をひとつして、「この子はまだ成長の途中なんだ」と思い出してみてください。
そして、うちの子だけでなく、お友だちのことも、先生のことも、みんなで育ち合っていると感じられる関係を築いていけたら── それが、子どもにとっても、一番の安心になるはずです。
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